日本におけるカジノの現状

日本ではカジノは違法とされ、カジノ運営や賭博場を提供することは法律で禁止されていましたが、2016年に通称「IR推進法案」(正式名称「特定複合観光施設区域(IR)の整備の推進に関する法律」)が成立し、国際会議場やスポーツ施設、劇場・映画館、ホテルなどカジノの併設が可能な複合型のリゾート施設を設置していく準備が始まりました。実際にカジノをオープンするためには、今後関連する法律の整備や基本方針の策定などが必要となります。しかし、2021年に日本で開催されるオリンピックに合わせたオープンを目指していましたが、新型コロナウィルスの影響により、政府各自治体ともに現在は動きが止まっている状態ですので、日本におけるカジノ運営はまだ先になることが予想されます。

オンラインカジノ

日本国内の利用者はヤフーの記事によると、288万人とも言われています。

オンラインカジノは、海外の運営者によって運営されていますが、日本にいながらにして海外サイトへアクセスしてプレイする事が可能となり、カジノ人口は軒並み増加しています。

昨年コロナウィルスが世界的に拡まったことから在宅で仕事をする人が増え、家にいる時間が増加しました。そして政府からの緊急事態宣言、外出自粛の要請もあり、気軽な外出をすることもままならなくなり、私たちのプライベートな生活も様変わりしてしまいました。友人と会うこともできず娯楽施設にも行けない人々が、一人の時間を楽しむ為、必然的にインターネットを使用する時間が増えました。そこで手っ取り早く楽しめるオンラインカジノを利用する人が増えたようです。ネット環境があれば、24時間365日楽しめるというのもきっかけの一つかもしれません。

国内の研究所の調査によると、利用するのは女性よりも男性が多く、30代や40代の男性が他の年齢層より多く利用しているようです。インターネットに精通している割合が低いシニア層は、当然ながら利用者が少ないようです。

しかし、利用者の勢いが伸びていると言っても、実際にはオンラインカジノに対しての国民の認識は曖昧なものがあります。

物理的なカジノは日本では違法であった為、当然その流れから、オンラインカジノも違法だろうという認識を持つ人も大勢います。

2020年にある機関が調査した結果によると、違法であるという認識と、グレーゾーンであるという認識が同じ割合だったのです。グレーゾーンであると認識する人達が、オンラインカジノの世界に足を踏み入れているのでしょう。

物理的なカジノの規制は以前からある為、オンラインカジノの規制については政府の中でもどこの省庁が担当するのかはっきりされていません。これが違法かどうかを曖昧にさせている原因かもしれません。

今後プレイ人口が増えていくことにより、オンラインカジノがどのような方向に向かっていくのか気になるところです。